聞き間違いだってある

AEDとは「自動体外式除細動器」ですが、元々は手動の装置だったそうです。患者さんが急変したら、必ず現場に運び入れます。そのとき「除細動器持ってきて」と叫ぶわけですが、新人さんが持ってきたのは「女性便器」。医師や看護師の緊迫する状況の中「はい、女性便器です」と持ってきたそうです。

こうして書くとクスリと笑えますが、当人たちにとっては飛んでもない話です。でも、こうした失敗でも仲間たちがきちっとフォローしてくれるのです。新人ばかりがフォローされるわけではありません。手術しているドクターだって一人でやっているわけではありません。医療の現場は、失敗がないようにチームで動いているのです。

どんなに新人でも現場では一人前と言います。そうはいっても、新人に任せてしまう現場はありません。看護師さんたちは、下を育てるのも仕事だといいます。除細動器を女性便器と聞き間違えるのは極端かもしれませんが、採血用のチュウブと浣腸のチュウブを間違うことだってあります。みんな必死で働いています。間違ったりするときというのは、緊迫しているときが多いと言います。

ベテランの看護師さんは「必死で滑稽」と言ったりします。現場で動いているときは必死ですが、後から思い返すと笑ってしまうことも多いそうです。人間は失敗するもの。聞き違えるのも当たり前。だからこそ、フォローする態勢があるのだと思います。

看護師さんは失敗が許されないと思われがちですが、新人の看護師さんがテンパって失敗をするのは想定内とも言っていいのではないでしょうか。看護師さんを目指す人の中には、ドジな人もいれば、せっかちな人もいます。そんな人たちが看護師に向いてないかといえばそんなことはないのです。仕事は慣れてくるということ。石の上に三年と言われますが、三年は辞めずにいて欲しいというのも先輩看護師さんたちの願いのようです。

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